9月13日(日)トレイルランの大会に参加してきました。
白馬ペアマッチです。
http://www.powersports.co.jp/osjtrail/
ちなみに2008年は新城&おんたけスカイに参加
2009年はこの白馬ペアのみ参加
朝4時に起床、テントを撤収し朝食を各自食べる。昨日からの雨がまだ降り続いている、天気予報では晴れだったが、今のところやむ気配は感じられない。道の駅でテントを張ったため、雨にぬれることは無かったが、それでも雨は気が滅入る。5時にスタート地点へ向かうバスが出発するため、急いで仕度を済ませて五竜スキー場エスカルプラザへ向かう。到着すると雨に加えて風も少し強くなってきたため、非常に寒い。続々とやってくる選手は、皆寒そうにバスに乗り込んでくる。
5時になった。八方スキー場のジャンプ台へ向けてバスは出発する。
夜が明け、辺りが明るくなってくるが、雨はまだやまない。真上を見ると雲なんてまったく無いのに、なぜ?寒すぎてアップなんてする気も起こらない。スタート後ぼちぼちのペースで体を温めよう。
6時に予定通りスタート、ようやく雨は小降りになってきた。
この大会にエントリーしたのが30チーム、出走したのが28チームだった。寂しいくらい、こじんまりとした大会だ。
スタート直後、先頭集団のすぐ後ろを走る。が、登りが始まるとすぐに離されていく。前を走る集団は登りを感じさせない走りだ。スキー場の登りが始まると我々のような一般ランナーは走るなんて考えられず、歩いてしまうため、すぐに先頭が見えなくなった。
どこまでも続くゲレンデに嫌気がさす。いわゆる上級者コース、スキーで下るのは楽しいが、それを登るのは非常に辛い。
ゲレンデが終り、ようやくまともな傾斜にほっとするが、今度は風が強くなってきて、前に進むのが大変だ。気温も下がり、風も強いので体感温度は氷点下に感じられる。手が凍えていうことを聞いてくれない。
このままの天候だと、唐松から五竜の稜線は牛首の鎖場もあるし、誰か怪我or死ぬかもしれないなぁ。そんなことは大会主催者は避けるだろうし、残念だけど今回のレースは、唐松往復になるんだろうなぁと思った。
第一関門の八方池山荘に到着。付近に数パーティが休んでいる。皆寒そうだ。
ケルンを風除けにしてバーサライトジャケットを着ようとしたけれど、風除けの役目を果たしてくれず、なかなか着ることができない。ややもすればジャケットが飛ばされそうだ。ジャケットをなんとか着込むと体感温度が随分変わった。頼もしいジャケットだ。
ふと前を見ると2パーティ程降りてくるのが見える。聞くと、あまりに激しい強風で前に進めなかったため自主撤退するとのこと。確かに、前を見ると他にも動けない様子で3パーティ程うずくまっている。どうするか迷ったが、いけるところまで行こうと思った。
相方の表情を見たら、全然脅えること無く、行きましょうという雰囲気だ。慎重に行くことだけを指示して、進む。
八方池から少し登った丘状の稜線に出たところで、いきなり体が浮いた。危ない!飛ばされる!必死に身体を倒し、両手で近くの岩をつかむ。そのまま飛ばされていたら崖から滑落だ。相方は大丈夫か?彼も必死に耐えている。怪我をさせるわけにはいかないが、ここまで来て棄権するのも情けない。なによりもう少し行けば樹林帯に入れる。そこまでの辛抱だ。
雨交じりの風が痛いくらいに顔に吹き付ける。うずくまっているパーティに追いついた。一般登山者なのか大会参加者なのか不明だが風が収まるのを待っているらしい。しかし、段々強くなってきているので、もうすぐ下山するとのこと。(後で大会参加者だったことがわかった)
体の重心を低くし、体を風上に倒すつもりで風に耐えて、その姿勢で移動して行った。
他のパーティは恐れているのかついてこない。ある意味ラッキーだ。
風は強さを増している。途中の岩場の影でもう一度確認する。いけるか?と。やはり彼の目は死んでいない。行こう。再び突風吹きすさぶ稜線へ。
直線距離で100mほど行ったところで樹林帯に入れた。ようやく風が収まった。もう大丈夫だ。しばらく進むと、前から勢いよく下山してくるパーティが。やはり折り返しコースになったらしい。その5分後2位のパーティがやってくる。この2パーティはレベルが違う。さすが自衛隊メンバーだ。
走れるところは走り、登りは体力を温存して登る。2位が通過してから20分程経った頃に3位パーティ、それから更に10分後4位、5位がやってくる。寒そうだが皆楽しそうだ。我々も含め、この環境を楽しめるからこそあの突風でも登って来れたんだと思う。ちなみに3位パーティは消防隊、こちらもさすがだ。
スタートから3時間後唐松山荘到着。係員の方が寒くて辛いと嘆いていた。確かにこの天候の中ずっといるのは辛いだろうなぁ。
山荘で10分ほど休憩し、再出発。
係員の待つチェックポイントに数パーティいる。これはまずい。休みすぎたか?せっかくここまでがんばったのに、ここで抜かれたくはない。来た道をひたすら下山する。すれ違うパーティは非常に少ない。これは完走率も低くなるだろう。
突風に悩まされた地点まで来た、少しはましになったと感じるが、まだ激しく吹きつけている。
登り同様慎重に足を進める。八方池山荘まで下ってきたところで、少し休む。
ゲレンデエリアに入った、非常に走りにくい。隠れた溝があったり、地雷のように牛の糞があったり。
途中で3パーティ程抜かしたが、恐らく棄権したパーティだろう。ゲレンデ内はルートが不明瞭で、よく迷わずゴールまでいけたと思う。
ゲレンデが終わり、ジャンプ競技上が見えた。と、なんとゴールのゲートまで見えた。すぐそこだ。
最後の階段を登り、無事ゴール。4時間22分程か?多分総合6位でフィニッシュ。
最終的に唐松山荘を折り返したパーティは16パーティとのこと。完走率は約57%。それなりに自信のあるメンバーが来ていたであろうことを考えれば、かなり低い数値かと思う。そんな中順位はどうあれ、完走できてよかった。
相方もこの大会を完走したことで、年代別2位となり、今年度を通じての総合優勝となる可能性がでてきた。この記録をうまく利用してクラブの新入生の勧誘に生かすことができればと思う。
〜私の荷物〜
9月13日(日)トレイルランの大会に参加してきました。
白馬ペアマッチです。
http://www.powersports.co.jp/osjtrail/
ちなみに2008年は新城&おんたけスカイに参加
2009年はこの白馬ペアのみ参加
朝4時に起床、テントを撤収し朝食を各自食べる。昨日からの雨がまだ降り続いている、天気予報では晴れだったが、今のところやむ気配は感じられない。道の駅でテントを張ったため、雨にぬれることは無かったが、それでも雨は気が滅入る。5時にスタート地点へ向かうバスが出発するため、急いで仕度を済ませて五竜スキー場エスカルプラザへ向かう。到着すると雨に加えて風も少し強くなってきたため、非常に寒い。続々とやってくる選手は、皆寒そうにバスに乗り込んでくる。
5時になった。八方スキー場のジャンプ台へ向けてバスは出発する。
夜が明け、辺りが明るくなってくるが、雨はまだやまない。真上を見ると雲なんてまったく無いのに、なぜ?寒すぎてアップなんてする気も起こらない。スタート後ぼちぼちのペースで体を温めよう。
6時に予定通りスタート、ようやく雨は小降りになってきた。
この大会にエントリーしたのが30チーム、出走したのが28チームだった。寂しいくらい、こじんまりとした大会だ。
スタート直後、先頭集団のすぐ後ろを走る。が、登りが始まるとすぐに離されていく。前を走る集団は登りを感じさせない走りだ。スキー場の登りが始まると我々のような一般ランナーは走るなんて考えられず、歩いてしまうため、すぐに先頭が見えなくなった。
どこまでも続くゲレンデに嫌気がさす。いわゆる上級者コース、スキーで下るのは楽しいが、それを登るのは非常に辛い。
ゲレンデが終り、ようやくまともな傾斜にほっとするが、今度は風が強くなってきて、前に進むのが大変だ。気温も下がり、風も強いので体感温度は氷点下に感じられる。手が凍えていうことを聞いてくれない。
このままの天候だと、唐松から五竜の稜線は牛首の鎖場もあるし、誰か怪我or死ぬかもしれないなぁ。そんなことは大会主催者は避けるだろうし、残念だけど今回のレースは、唐松往復になるんだろうなぁと思った。
第一関門の八方池山荘に到着。付近に数パーティが休んでいる。皆寒そうだ。
ケルンを風除けにしてバーサライトジャケットを着ようとしたけれど、風除けの役目を果たしてくれず、なかなか着ることができない。ややもすればジャケットが飛ばされそうだ。ジャケットをなんとか着込むと体感温度が随分変わった。頼もしいジャケットだ。
ふと前を見ると2パーティ程降りてくるのが見える。聞くと、あまりに激しい強風で前に進めなかったため自主撤退するとのこと。確かに、前を見ると他にも動けない様子で3パーティ程うずくまっている。どうするか迷ったが、いけるところまで行こうと思った。
相方の表情を見たら、全然脅えること無く、行きましょうという雰囲気だ。慎重に行くことだけを指示して、進む。
八方池から少し登った丘状の稜線に出たところで、いきなり体が浮いた。危ない!飛ばされる!必死に身体を倒し、両手で近くの岩をつかむ。そのまま飛ばされていたら崖から滑落だ。相方は大丈夫か?彼も必死に耐えている。怪我をさせるわけにはいかないが、ここまで来て棄権するのも情けない。なによりもう少し行けば樹林帯に入れる。そこまでの辛抱だ。
雨交じりの風が痛いくらいに顔に吹き付ける。うずくまっているパーティに追いついた。一般登山者なのか大会参加者なのか不明だが風が収まるのを待っているらしい。しかし、段々強くなってきているので、もうすぐ下山するとのこと。(後で大会参加者だったことがわかった)
体の重心を低くし、体を風上に倒すつもりで風に耐えて、その姿勢で移動して行った。
他のパーティは恐れているのかついてこない。ある意味ラッキーだ。
風は強さを増している。途中の岩場の影でもう一度確認する。いけるか?と。やはり彼の目は死んでいない。行こう。再び突風吹きすさぶ稜線へ。
直線距離で100mほど行ったところで樹林帯に入れた。ようやく風が収まった。もう大丈夫だ。しばらく進むと、前から勢いよく下山してくるパーティが。やはり折り返しコースになったらしい。その5分後2位のパーティがやってくる。この2パーティはレベルが違う。さすが自衛隊メンバーだ。
走れるところは走り、登りは体力を温存して登る。2位が通過してから20分程経った頃に3位パーティ、それから更に10分後4位、5位がやってくる。寒そうだが皆楽しそうだ。我々も含め、この環境を楽しめるからこそあの突風でも登って来れたんだと思う。ちなみに3位パーティは消防隊、こちらもさすがだ。
スタートから3時間後唐松山荘到着。係員の方が寒くて辛いと嘆いていた。確かにこの天候の中ずっといるのは辛いだろうなぁ。
山荘で10分ほど休憩し、再出発。
係員の待つチェックポイントに数パーティいる。これはまずい。休みすぎたか?せっかくここまでがんばったのに、ここで抜かれたくはない。来た道をひたすら下山する。すれ違うパーティは非常に少ない。これは完走率も低くなるだろう。
突風に悩まされた地点まで来た、少しはましになったと感じるが、まだ激しく吹きつけている。
登り同様慎重に足を進める。八方池山荘まで下ってきたところで、少し休む。
ゲレンデエリアに入った、非常に走りにくい。隠れた溝があったり、地雷のように牛の糞があったり。
途中で3パーティ程抜かしたが、恐らく棄権したパーティだろう。ゲレンデ内はルートが不明瞭で、よく迷わずゴールまでいけたと思う。
ゲレンデが終わり、ジャンプ競技上が見えた。と、なんとゴールのゲートまで見えた。すぐそこだ。
最後の階段を登り、無事ゴール。4時間22分程か?多分総合6位でフィニッシュ。
最終的に唐松山荘を折り返したパーティは16パーティとのこと。完走率は約57%。それなりに自信のあるメンバーが来ていたであろうことを考えれば、かなり低い数値かと思う。そんな中順位はどうあれ、完走できてよかった。
相方もこの大会を完走したことで、年代別2位となり、今年度を通じての総合優勝となる可能性がでてきた。この記録をうまく利用してクラブの新入生の勧誘に生かすことができればと思う。
~ 私の荷物 ~
・ハイドレーションパック (1リットルアクエリアス入り)・・・・消費は150ml以下
・カーボショッツ×2 ・・・消費せず
・パワーバーGEL×4 ・・・消費は0.2個分ほど。
・ロールパン×6 ・・・消費せず
・ハンドライト&替え電池
・コンパス
・エアリア
・バーサライトジャケット&パンツ
・ウルトラライトジャケット
・携帯電話
・お金(万一小屋泊となった場合に備えて)
合計2.5kg程
恐らく相方は倍以上。レーション&水が多すぎる。今後改良の余地多分にあり。
以下個人的感想
・大会に参加したのが久しぶりだったので、折り返しコースとなり残念。
・ペアマッチという性格上、仕方の無いことだが、登り下り共に自分のペースではなく非常なストレスを感じた。不要な休憩等もあり、完全な不完全燃焼。
・激しい突風の中、恐れず前に進んでくれたことは素晴らしいと思う。
・30代の私に体力的に負けていても悔しそうではなく、負けて当然と思っている様子が残念でならない。
・オーバーペースを気にしすぎ。若いうちはがむしゃらに突っ込む位がちょうど良いのに。
相方に対して期待し過ぎていたこともあり、書いていると文句ばかりが出てきてしまいます。。。orz
文句言えるほどの実力もないけれど、そんな私に負ける相方よ。。もっと若さを出してくれ~!
あー、この辺でやめておきます。