8月8日(土)
20:00
TJARのスタート地点ミラージュランド到着。
2014の時には明るくライトアップされていた大空の石碑だが、今日は遠くの街灯の明かりでほんのり見えるだけ。
ただ、ミラージュランドでは婚活パーティ「ミラコン」というイベントが開催されていて、非常に明るく騒がしい。明と暗、真逆の世界に感じる。これから約1週間、日常から離れて非日常の世界へ入っていく私たちの事を暗示しているようにも思える。
これからゴールまでしっかり休める場所も時間もないので、0時のスタートまで体力温存。ひたすら寝ることにする。周囲の目が痛いが、これからの行程を考えると気にしていられない。
しばらくすると中村さん到着。
一緒に寝る。仲間がいると安心して寝ていられるので有難い。
23:00
岩崎さん、宮崎さん、笹岡さんが集合。
(笹岡さんは今回の集まりのメンバーではなかったが、たまたま同じことを考えていたそうで、一緒にスタートすることになった。)
平井さんは18:00頃に既にスタートし馬場島でビバークするとのこと。
宮崎さんはまだスタートしていないにもかかわらず、既にパンツが破れるというトラブルに見舞われていた。TJAR恐るべし。
婚活イベントで酒に酔った若者に集合写真を撮ってもらってから海へ移動。
0:00
日本海にタッチし、スタート。皆で間瀬ルートを通って川を遡っていく。
暑くなく、寒くなく走るのに丁度よい気候で、ペースが良い。
03:30-04:00 馬場島 (コンビニで買ったサンドイッチ、牛乳)
最後の自動販売機でジュースを補給した以外は途中止まることなく、馬場島までの自己ベスト3時間30分で到着。途中たくさんの流れ星を見ることができ、これから先の行程が良いものになりそうな予感がした。
TJAR2012では4時間かかっていたので、30分の余裕が生まれていることにホッとする。(剣岳の渋滞が少しはましになるかな?という意味で。)
水場で朝食を食べていると平井さんと遭遇。これからスタートされるとのこと。
06:30-07:35 早月小屋 カップうどん、ペットボトル2本(お茶、ポカリ)
途中で平井さんを追い抜いた。
08:50 剣岳
早月小屋を出発早々左足を捻り、悶絶する。痛みが過ぎるのを待って、Xテープ1枚で軽く固定して行動を続けた。
雷鳥と遭遇。しばらく道案内してくれました。
剣岳ピークでは記念写真を撮るタイミングが難しく、諦めて下山開始。
30分早くても登山者は多く、激しい渋滞に巻き込まれる。じりじりと照りつける太陽に熱中症気味。
10:40-11:35剣山荘 カレー、ペットボトル1本、水1.5リットル補給。
TJAR実行委員会の畑中さんと遭遇。既に2016に向けて動いているとの事。
12:30 別山乗越
非常に眠くなってきた。
14:15-14:25 大汝山 ペットボトル1本(ccレモン)
途中居眠り運転しつつ到着
15:10-15:30一の越山荘 ペットボトル1本(ポカリ)
笹岡さんと合流。ペースががくんと落ちていることに不安を感じた。最初はすごくいいペースだったのに、このままでは追いつかれて、置いて行かれてしまうのではないか?
17:45-18:45五色が原山荘 クリームパン
小屋利用のできる時間になんとか到着するも、身体が食事を受け付けず、パンを購入して持って出る事にした。体温低下がひどかったので温かいお茶を3杯頂き、出発。
20:00~01:00 鳶岳
初日にスゴ乗越を超えておきたかったが、身体が思うように動かなくなり鳶岳ピークでビバークする。礫がいっぱいで快適ではなかったが、寒さを感じることなくしっかり眠ることができた。
8/10
04:00-04:30 スゴ乗越小屋 缶ジュース(ccレモン) 温かいお茶2杯。
一口だけ行動食を食べた。
07:00 薬師岳
左足をまた捻った。
07:30-08:30 薬師小屋 フルーツポンチ ホットミルクを補給。
フルーツなら食べられることに気が付いた。
09:10-09:45 太郎平小屋 フルーツ缶 ペットボトル2本 (コーラ、QOOオレンジ)
ただ、このフルーツ缶は健康志向らしく、「このフルーツ缶のシロップは健康に配慮しノンカロリーとなっています。」との記載が。。。缶一つ丸ごと食べて34kcalとのこと。食べられるけど、エネルギー少ないー。
11:30 北の俣岳 眠い。
14:30-15:25 黒部五郎小屋 リンゴ1個食べたものの、そのあと全て吐き戻す。
17:50-19:00 双六小屋 おでん、ホットカルピス
小屋で笹岡さんと合流したが、笹岡さんはストックを1本紛失してしまったとのことで、ここでリタイア。
大西さんもトレーニングに来られていた。とても元気な様子が羨ましかった。
少し復調してきていたので、何か食べられると思い、おでんとホットカルピスを注文した。
23:35-00:05 槍ヶ岳山荘
西鎌尾根はもちろん初めてではなかったが、こんなに高度を下げるの?と不安になり何度も地図を確認していた。後ろからヘッドライトの明かりが見えたので、しばらく休憩がてら追いついてくれるのを待った。
しばらくすると現れたのは中村さんだった。
長い西鎌尾根、眠気もあって時間が掛かる。辛かった。フラフラしながらなんとか山荘へ到着。
そのまま進んでも良かったが、少し頭をすっきりさせるために30分程寝てから出発。
8/11
04:50 上高地
TJAR2012では眠くて逆走したり、立ちながら寝てしまったりしていた区間も、今回はしっかり走ることができた。良いペースで上高地へ到着。そのままの勢いでロードへ突入する。ただ、そんなに良いペースではなく、早歩き程度のペースを維持していたかどうか。途中でお腹がすいた時用に焼きそば、おにぎりを購入して進んだ。
岩崎さんが上高地でサプライズがあると言っていたので、何が待っているのか?と期待していたのだが、何も起こらず残念。初日にスゴ乗越まで行けなかったが、ここで2012の時に追いつくことができた。
09:35-11:45 奈川渡ダム(豆まめ) 薄焼き、冷やし中華、ホットティ、ホットコーヒー
時間が経つにつれて車の通行量が多くなってきた気がする。
平井さん、田中さん、東山さんで走った時のペースを思い出し行動する。あの時はキロ8分で進んでいた。今回もそんな感じで行ければ良かったが、途中で焼きそば&おにぎりを食べたり、寝てしまったりで歩いているのと変わらないペースで豆まめに到着した。(意外と食べ物をおいしく食べられたので安心した。)
沢渡の足湯が魅力的だったが、靴を脱ぐのが億劫で止めておいた。
豆まめでは薄焼きをTJAR実行委員長の飯島さんが今回のメンバーにおごって下さるというサプライズ!ありがとうございます。
豆まめの方曰く、私たちのようにTJARの練習で走ってくる人が結構いるらしい。昨日も今朝もいたらしい。みんな頑張ってるなー。
15:50 境峠 栄養ドリンク2本、アイスミルクティ2本、ジンジャーエール1本、メロンソーダ1本、
灼熱地獄のロード区間にダウン寸前。最初は平井さん、田中さん、東山さんと一緒に行動した記憶にあるペースを維持していたけれど、もう走るなんてムリ!
途中何度も木陰で横になる。横を通る救急車に助けを呼ぼうかと思うほど。
民家の水を浴びさせてもらって、なんとか命を繋いだ感じがする。
今回もそば屋では何も食べる気になれず、アイスを食べただけ。
18:00-18:40 スーパーまると 弁当、桃×2個、牛乳×2本、飲むヨーグルト×2本
まるとまでが過去の記憶よりずいぶん遠かった。
まるとが見えた時のオアシス感が半端なかった。
店長さんに岩崎さんが閉店までに来れるか怪しい旨を伝えると、「良いですよ、待ってますから。」と思いがけない返事を頂き、驚いた。岩崎さん、どれだけ愛されてるんですか。
今回はここでしっかり食べて、焼き肉は諦めることにした。
19:15 藪原駅
眠い。
22:00-0100 道の駅 栄養ドリンク2本、リアルゴールド1本、トマトジュース1本
途中のコンビニで座っていると、少し寝てしまっていた。
今回はやんちゃな兄ちゃんがいなくて残念。
道の駅のトイレの快適さに驚いた。
出発直前にLED独特のライトの色が観光案内所?の中から見えた。中村さんだったのかな?
8/12
03:20 木曽駒スキー場跡 栄養ドリンク1本、アイスティ1本
途中の自動販売機で補給しながら別荘地を黙々と歩く。
05:00 5合目付近
結構がんばって登ったので、もう7合目くらい行ったのでは?と思っていたのに、出てきた看板は5合目でがっかりした。
07:55 木曽駒ヶ岳頂上 へろへろ。
途中めちゃんこ速いランナーに抜かされた。
中村さん?岩崎さん?と思って抜かされまいと少し頑張ってしまった。
風が冷たくて寒さを感じる。
08:20-09:30 宝剣山荘 カップめん
うどん的なものが食べたかったが、無いから仕方ない。
山荘の中が温かく快適で、眠気に襲われ食べながら寝てしまった。
12:00-12:15 檜尾岳
疲労困憊。ピークで少し寝ていた。途中大塚さんとすれ違った。
14:35-15:15 木曽殿山荘 缶ミルク×2、パン
カップ麺が食べたかったが、仕方ない。
16:30 空木岳
中央のラスボス。
なかなかたどり着かないピーク。東川岳もそうだったが、
偽ピークに騙され続けるとげんなりする。
19:45 菅の台バスセンター
駒峰ヒュッテで温かいお茶を飲み、身体をほっこりさせてから一気に下山。最初はだらだらとしか動けなかったが、標高が下がるにつれて元気が出てきて、最後は普通に走ることができた。
ここで前回完走時より1時間近く早く到着することができた。
こまくさの湯でお風呂に入るには他の観光客の皆さまに迷惑になるのは確実だし、今回は止めておいた。自分でも自分が臭くて、誰にも近寄って欲しくない感じ。
うなぎが食べたくなったので、すき家に行こうと思ったのだが、手前にあったカッパ寿司に誘引されてしまった。うなぎの握りを楽しみに入ったが、なんと、うなぎのメニューが無いらしい。。。悔しいので生ビールとポテトフライでやけ食い。普通においしそうな寿司もたんまりたべた。
よっぽど臭うのか、店員の顔が辛そうだったので、早々に店を出ることにした。
翌日の朝食をコンビニで購入して、市野瀬へのロードに向かう。
ここで平井さんに会ったなぁ。東山さんとも合流したなぁ。と思い出と共に進むと辛さも感じなかった。かなりの時間、居眠り運転していただろう。
夜間だったこともあり、行動するのに丁度よい涼しさでした。突然の雨は止めてほしかったけど。
8/13
06:04-09:13 入野屋 入浴 α米の食事
入野屋に到着すると、宮崎さんが出迎えて下さった。中途半端な場所からメールを送ったので、随分待たせてしまった気がする。
コンビニで買った朝食を食べて、荷物を少し入れ替えた。
とりあえずα米も食べてこれからの長い地蔵尾根に備えました。朝風呂にも入り、気分を一新させて、再スタート。
15:50-16:30 仙丈小屋 カップめん×2個 ペットボトル(コーラ)
地蔵尾根の登り、2012より調子が良かった感じがする。
お風呂が良かったのかな?
途中熊の頭に見間違えた倒木があって、一瞬凍りついた。
小屋ではカレーが食べたかったが、売り切れてしまっていたので仕方なくカップ麺×2個
仙丈小屋の出発は2012より遅くなったかもしれない。
20:15 野呂川越
東山さんと歩いたなぁ。と2012を思い出す。
その思い出がなけばペースが維持できない。
8/14
00:40-04:40 熊の平 α米
野呂川越から先、三峰岳の登りが続くが、その区間は激しく眠く、登りも辛く、たくさんの幻覚を見る。
小学6年生の3人組の女の子達が回りを走り回っていたり、
突然男の声で
「今、女性の声が聞こえましたよね?」
「え?どこから?」
「あなたの付けている熊鈴のすぐ後ろから・・」
「えーっ!まじっすか!! っていうか、あなたも誰なんですか・・・」
という怪談話的な幻聴もあったり、東山さんが一緒に歩いてくれたり。
前回同様に熊の平の小屋の屋根が見えたり。
ある意味、幻覚を楽しみながらの行動だったかもしれない。
三峰岳の登りは辛かった。行程全体を振り返っても1、2を争う辛い区間でした。
「まだー?早く着いてー。早く寝たいー。」
誰もいないのを良い事に叫びながら行動した。
熊の平のテント場についたのは日付が変わっていた。
お湯の入ったα米を抱いているとその温かさが心地よく、いつの間にか寝ていた。寝てるのに気が付き、慌てて食べて、目覚ましをセットしてから目を閉じた。
08:30 塩見岳
起床する直前まで雨が降っていて出発するのが随分億劫に感じた。
ただ、前回完走時は4時には出発していたのであまり遅れるわけにはいかない。
小屋で温かいお茶を飲み、野菜ジュースをソフトフラスコに入れた。
あまり良い天気ではなく、塩見岳が威圧的に現れる場所も、ガスって何も見えなかった。そのおかげで黙々と進んでいるうちにいつの間にか高度を稼いでいた。
途中で入江さんに追い抜かれ、塩見岳ピークでは杉村さんに追い抜かれ。。。なかなか不自由な体になりました。ガスっている塩見岳で一時方向を失い、逆走しそうになってしまった。昨年の平井さんが逆走したのもわかる。
09:30-10:00 塩見小屋 カップめん、ジュース、お菓子
塩見岳から小屋まですぐだと思っていたが、意外と下る。
ここの小屋は小さいが、色々な種類のおやつが置いてあり、駄菓子屋さんのような雰囲気がして好きな小屋です。三伏峠までのエネルギーを補給した。
11:40-12:30 三伏峠小屋 選手盛カレー
三伏峠までは快適なトレイルが続き、ペースも良い感じで特に問題なく進むことができた。
小屋でカレーを選手盛で注文すると、「アレな人ですね?」と聞かれた。
アレな人じゃなければ選手盛が食べれないならアレな人になっておかないと。。。「ええ、アレな人です。」とりあえずアレな人になっておいた。
北アルプスでは考えられない食欲。前回完走時もそうだったが、後半になればなるほど食欲がわいてきた。
17:25-18:00 高山裏避難小屋 カップ麺2個 ホットコーヒー
烏帽子岳の手前で葉っぱさんと遭遇。知り合いに会えるのは嬉しいものだ。
でも、眠たくてその後すぐにお昼寝をしてしまった。ぽかぽか陽気で気持ち良く1時間以上寝ていた。実は、2012の時と同じ場所、同じ時間。成長してないなー。
足のメンテもついでにしておく。左足は捻る頻度が高くなってきていたので、Xテープを2枚にしてしっかり目に固定した。マメにはコンピードにするか、ケアリーブにするか悩んだ結果、かかと部分はコンピード、親指はケアリーブにキネシオ2重巻き。小指はキネシオ2重巻き。足裏はプロテクトS1で保護した。このプロテクトS1は塗るとコーティングされて守られている感じが実感できてとても良い。ワセリンとは違うのがわかる。ガーニーグーは使ったことが無いので比較できないが、これで十分対応できると思うので、あえて高いガーニーグーを買う必要は無い気がした。
2012ではお昼寝の後に天気が悪くなってやる気がそがれて行ったけれど、今回は天気が良いまま。高山裏避難小屋でもやる気満々のままカップ麺を2個食べてエネルギー補給した。
久しぶりにミルクと砂糖たっぷりのホットコーヒーを飲んだ。コーヒーはお腹に悪そうなので少し不安だったが、甘さが良かったのか、カフェインが良かったのか、ほっこり&しゃっきりな感じで荒川の登りに力が湧いてきた。
20:00 荒川前岳
明るい間に森林限界を突破し、ほっとした。登っている最中下界での花火大会がきれいに見えた。
特に辛さを感じることなく前岳ピーク通過。
21:45-03:10 荒川小屋 α米
小屋の周囲に夜間トイレに行くための明かりが設置されていて、その明かりが小屋に向かう際中ずっと見えた。遠くから見える目的地に灯る明かりは、そこまでたどり着けば今日の行動を終わって寝ることができる、そこまでしっかり頑張ろうという大きなモチベーションになった。
テン場では平井さんらしいツェルトを発見し、その近くで私も張らせてもらった。
8/15
04:45 赤石岳
3時前に起床し、まずはお湯を沸かして身体に温もりを取り入れる。そしてα米でエネルギー補給。
出発は平井さんとほぼ同時だった。
聖平までは2012でランカメの平賀さんと一緒に行動していた。その時の思い出がやはりよみがえる。
前回は5時頃に中岳避難小屋を出発していたので、随分余裕がある。
04:50-05:15 赤石避難小屋 ホットココア
避難小屋で飯村さんと会えた。FBで見ていたので会えれば良いなぁと思っていたので、とても嬉しい再会だった。小屋のご主人にはホットココアをごちそうになってしまって、若干レギュレーション違反になってしまったが、本番ではないし良いや。
入江さんが追い付いてきた。
06:20-07:20 百間洞山の家 カツカレー
下りなのでガンガン飛ばす。
また3000mの高度まで登るのになぁ。小屋に着いて、まず食事が出来るか確認。
カツカレーを大盛で!
⇒通常食事は10:00からだけど、がんばります!とおっしゃってくださった。
ありがとうございます!
後から来た入江さん、平井さんにも私のこれがきっかけで食事を出すことに。ほんとすみません。
でも、このカツカレーが絶品。さくっとしていてジューシー。しかもでかい。
最高のカツカレーでした。
09:00 兎岳
百間洞山の家から稜線までの登りで足元をしっかり見ていなかったせいで、少し滑落してしまい、ストックを1本破損してしまった。これからの登りもだけど、聖岳や茶臼からの下りが不安になる。
結構元気になってきたので、兎岳でちょっと調子に乗った写真を撮影してみた。
10:10 聖岳
途中で止まると再始動に時間が掛かりそうだったので、勢いに乗って一気に聖岳を攻めた。
2012では13:30だったので、3時間の余裕。足がつりそうな感じがしたので、芍薬甘草湯を飲んだ。
11:00-11:35 聖平小屋 中華丼大盛 ウェルカムフルーツポンチ
ラスボスを倒して、少しさみしい気持ちになりながら、聖平へ。
2012では15:00頃。3時間程度の余裕。
13:30-14:30 茶臼小屋 スイカ、チャーハン、ペットボトル
携帯電話の電波が入ったり、入らなかったり。情報更新したくて何度も挑戦したが、中途半端。
2012では茶臼小屋に1730だったので、やはり3時間の余裕。
15:30 横窪沢小屋
入江さんと一緒なので、良いペースで下れた。
16:30 畑薙大吊橋
1人ではこんなに早く下れなかったと思う。
入江さんに感謝です。
17:30 畑薙ダム 缶コーヒー4本
2012では21:00着だったので、3時間30分の余裕。
でも、明るい時間なので眠気もなく、そのまま行動し続けることができた。
18:20 白樺荘 ペットボトル ヨービック
飲物を補給できてよかった。
21:00 井川オートキャンプ場 カレー
2012ではここの到着は4:00を回っていたはず。随分余裕が大きくなってきた。
ペースが落ちずにここまでしっかり歩けています。一人ではないのが本当に大きいと感じる。
23:30 井川ダム
集落の中をちょこちょことショートカットできる場所を見つけることができた。
8/16
02:00 富士見峠
寝ながら歩くことが多くなってきた。
大きなショートカットルートが今回も見つけられなかった。
いつかしっかり下見に来たいと思う。
03:10-03:45 casso横沢でカレー
寝ながら歩くことが多くなってきた。もう倒れて寝てしまう。というところで、このお店を発見。
音楽が流れていて、お店の人が動いている様子も見えたので声を掛けてみた。
「何か食べるものないですか?」
「えー、この時間じゃ何もないよー。いま仕込中だもん。」
「そうですよねー。すみません、ありがとうございましたー」
「あー、ちょっと待って、カレーなら作ってあげるよ!」
「まじっすか!お願いします!」
で、作っていただいためちゃくちゃおいしいカレー。
元気モリモリ。
元気モリモリもつかの間、残り30km地点で撃沈。
カレーを食べてから5㎞程しかすすめませんでした。
ここで1時間弱寝たかな?
起床後、奥島さんと何度かやり取りする。
静岡駅まで残り21km位の場所にある玉川橋を渡ったところで奥島さん発見。
そして、なんとその横には、TJAR3連覇の望月さんが応援に来てくれていました!
すげー。
テンションあがりましたわー。
太陽が出るとじりじりと照りつけ始め、暑さが辛くなってきた。夜のうちに移動しておいて本当に良かった。
安倍ごころを過ぎたあたりで、なんと今度は松浦君が応援に来てくれた!これまたテンションの上がる応援でした。
10:00 最初のコンビニ 弁当&ペットボトル&シュークリーム
最初に出てくるコンビニまで一緒に走ってくれて、その間疲れを感じることなく行動することができた。
コンビニではガッツリ弁当を食べ、デザートも美味しくいただきました。ただ、じっとしていると暑くて堪らない。
食べ終わったら早々に出発。
入江さんがここで足の調子が悪くなったとのこと、先に進ませてもらう。
後で合流できると思っていたが、その後リタイアとのこと。ここまで一緒に来たのに残念。
11:00 スポーツショップアラジン
コンビニを出発すると暑さが更に増していた。
ひたすら下を向いて、何も考えず進む。自販機で水を買って、頭から浴びる。
民家で庭に水やりをしている人にお願いして頭からかけてもらう。
とにかく体を冷やさないと動き続けられない。
望月さんの勤めている職場までアラジントレラン部の方何名かと菊田さんもわざわざ来られていた。
暑い中応援頂いてありがたいです。
アラジンではアイシング用のタオルを使わせてもらうことができ、ホースで水浴びもさせてもらった。
残り8㎞ 気合を入れて頑張ります。
アラジンを出発して、しばらくすると目まいを感じた。確実に暑さのせい。
どこかでしっかり身体を冷やしたいが、日陰もなく、ただ水を買って頭からかぶって一時しのぎするだけが精いっぱいの抵抗。
アラジンから2時間でゴールしたいと思っていたが、大丈夫だろうか?
途中、アラジンのFBを見たといって応援に来てくれた方がいた。コンビニで何か買って来てくれた様子で冷たくて美味しそうなものだったが、ここでその誘惑に負けてしまったら今までの苦労が無駄になってしまうので、
「ルール上受け取れないんですー。」 心苦しいけれど断った。でもそのお気持ち、とてもありがたく頂きました。
13:15 大浜公園
防波堤が見えた。高橋さんが手を振ってくれているのが見えた。
大会でもないのに、こうして応援してくれている人がいて本当に幸せだなぁ。と思うと、ありがたくて涙が出そうになるのを必死で堪えた。
ようやくたどり着いた大浜海岸、防波堤を超えると小さいけれど立派な奥島さん手作りのゴールゲートが用意されていた。
晴れていて、明るい時間帯にゴールしたいと思っていたその通りのゴールに大満足。
足のマメや切り傷も気にせず海に突入!ほんとに気持ち良い。ただ、泳ぎに自信の無い私は早々に陸上へ。
一旦ゴールすると足の動きがてきめんに悪くなる。防波堤の段差がきつい。
津波避難施設の下でビールや、スイカ、焼き鳥、焼きそば等々、たらふくご馳走になってしまった。
夕方にはお風呂に連れて行って頂き、本当に助かりました。
お風呂で肉系の定食とトマトサラダを食べたが、まだ物足りないので、静岡駅へ移動してしゃぶしゃぶ食べ放題のお店で肉をたらふく食べた。バスが到着すると、すぐに背もたれを倒し寝に入る。
5:00に京都到着まで熟睡。京都で朝マックを食べた。
7:20帰宅。子ども達の送りは実家がしてくれていて助かった。着替えて車で職場へ出勤。
8:30仕事開始。眠い。。。1日仕事にならず、寝ているのを起こされる場面もあるという情けない状態でした。
今回の装備
靴:HOKA チャレンジャー
ザック:オスプレイ ホーネット32
ツェルト:ストックシェルター
マット:100均のペラペラ銀マット
シュラフカバー:SOL escape bivvy light
レインウェア:mont-bell トレントフライヤー
ストック:black diamond distance FL
ヘッドライト:black diamond icon
ヘッドライト予備:petzl e-right
ヘルメット:petzl sirocco
ハイドレーション:プラティパス3Lタイプ
衛生セット:コンピード、キネシオテープ、ケアリーブ、プロテクトS1、絆創膏、はさみ、洗浄用水250cc
薬類:痛み止め(ボルタレン、ロキソニン、バファリン)ボルタレン1錠使用
胃腸薬(ムコスタ、レパミピド、陀羅尼助24袋(2袋使用)、大正漢方胃腸薬)
サプリメント(MAGMA30袋(2袋消費)、タウリン30粒(5粒消費)、カフェイン10粒(2粒消費、ビタミンB20袋(消費せず))
芍薬甘草湯20袋(2袋消費)
~ウェア類~
帽子:ワコール日除け付帽子
上:ノースフェイス ZIPTシャツ
ファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュ
下:Number トレイルパンツ
ワコール CWXタイツ
靴下:ドライマックス トレイルラン&ライトトレイルラン
ふくらはぎカバー:TIGORA(前半) ZAMST(後半)
アームカバー:ZAMST
防寒:ファイントラック 薄手の長袖(商品名忘れ)
防寒:mont-bell U.Lダウンジャケット
防寒:mont-bell EXライト ウィンドジャケット
手袋:ファイントラック フラッドラッシュパワーメッシュグローブ
手袋:mont-bell サンダーパス
手袋:ナイキ ランニンググローブ
~食糧~
前半:α米 2食(食べず)
後半:α米 3食(2食消費)
~非常食~
カロリーメイト1箱、ようかん
~行動食~
前半:カロリーメイト3箱(1箱消費)
TOPSPEED4袋(4袋消費)
柿の種ボトル(2口だけ食べた)
クリフバー2袋(消費せず)
【CLIF/クリフ】SHOT BLOKS 2袋(2袋消費) ←これは重いけど舐めながら行動できたのでよかった。
ショッツ 2袋(2袋消費)
後半:カロリーメイト2箱(消費せず)
TOPSPEED4袋(3袋消費)
ポテチボトル(最後のロード区間で消費。美味しかった)
クリフバー2袋(消費せず)
【CLIF/クリフ】SHOT BLOKS 1袋(1袋消費)
ショッツ 2袋(2袋消費)
ここでジョミ2袋(1袋消費) ←まずすぎる。
TOPSPEEDは1日1袋、ここぞ!という場面で使う事にしていた。
1日目は早月尾根の登り途中で使用。
2日目は西鎌尾根の途中で、槍の登りに備えて使用。
3日目は使用せず。
4日目は出発時に木曽駒の登りに備えてと、市野瀬への登りのロードで使用。
5日目は野呂川越付近で三峰岳の登りに備えて使用。
6日目は高山裏避難小屋で荒川岳の登りに備えて使用。
7日目は百間洞山の家を出発してすぐに兎岳、聖岳の登りに備えて使用。
8日目は使用せず。
2日目に太郎平からの登りでここでジョミを使用したが、まずすぎて辛かった。TOPSPEEDと同じような効果があると思うが、これは味が酷すぎてもう2度と買う気になれない。
基本的に小屋での補給がメインで、ほぼそれだけで行動を続けることができた。
小屋で補給できるものとして行動食を減らしてしまうと、補給が出来なかった場合行動を続けられなくなる可能性があるので今回の行動食の量は適量だったように思う。
ただ、高度障害か疲労によるものかわからないが、食べ物を受け付けなくなった場合でもこれなら食べられるという行動食を見つけておきたいと思う。
2014に続いて、2015も1週間家を空けることに賛成してくれた家族には本当に感謝しています。
また、奥島さん、白鳥さん、高橋さん、菊田さん、宮崎さん、カメラマンとして動いてくださったアラジントレラン部の方(お名前わからず)には大会でもないのに市野瀬での荷物のデポや、畑薙でのお出迎え、写真撮影、ゴールゲートの作成、ゴールでのお出迎え、ゴール後の差し入れ、最後にはお風呂に連れていって下さり、荷物の返送までして頂いて、普通に考えてなかなか無い事ばかり。有難い事ばかりで、感謝の気持ちでいっぱいです。また、職場への道をはずれて応援に来て下さったまっこさんも、だらけていたロードでの応援だったのであれからまたペースを上げることができました。ありがとうございます。