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01:00 スゴ乗越小屋
スゴ乗越小屋手前の鞍部には数張のストックシェルターがあった。また、スゴ乗越小屋でもまだたくさんの選手がビバーク中であり、まだ仲間が近くにいるとホッとする。
北薬師岳手前で望月さんに追い越され、その後高島さんやその他複数の選手に抜かされた。
04:00 薬師岳
眠気がまた出てきた。食事をまともに取れていないため、登りに力が湧いてこない。ガスもすごくてなんだかルートが良く分からない。
04:30 薬師岳山荘
下り途中で美女に応援された気がする。幻覚か??
05:30 太郎平小屋 到着
想定より時間が掛かっているが、2012よりは早く到着できているため、ひとまず安心。
他の選手たちがカップ麺を食べているのを羨ましく眺めながら、私はカロリーオフのフルーツ缶と野菜ジュースで補給する。以前も思ったが、カロリーオフはいらぬおせっかいだ。ここでは常田さんが応援に来てくださっていた。
カップ麺やらパンやらちゃんと食べられる選手が羨ましいなぁ。という視線。
6:00 太郎平出発
08:00 北ノ股岳
眠い。ここに至るまでに何度も立ちながら寝ている様子。
前を歩く3人組を抜かしたと思ったら、次の瞬間にはまた随分前方に3人組が現れ、再度その3人組を抜かす。しかし、また前方に同じ3人組が!!という無限ループが襲い掛かり、私を苦しめる。3人組には「よっぽどお疲れなんですね、頑張ってください」と労いの言葉を頂いた。
10:00 黒部五郎岳肩
黒部五郎の登り途中ではTJARの応援の方が手作りの応援グッズを広げて応援してくださった。登り終えて、カールに入ると得意なくだりの始まり。登りで遅れた分を何とか下りで取り返さなければ!と気合を入れる。しかし、途中で追い抜いた方が思いのほか早くて、引き離そうとしても離れない。結局小屋まで一緒に行動することになったが、私が先頭で良かったのだろうか??
10:40 黒部五郎小屋
小屋に到着するとまだ複数の選手が小屋で休憩していた。
何か食べないと登りの力が湧いてこないのは明らかなので、とりあえずホットミルクと親子丼を注文。2012はこの親子丼、数口で食べられなくなっていた。
注文した時は食べられそうな雰囲気が下のだが、やはり数口で食べられなくなってしまい、2012と同じくランカメのお手伝いをされていた山田さんに残りを食べていただいた。全く成長が無くて情けない。
ただ、時間的には2012より早く到着できているので気持ちには余裕がある。
11:15 黒部五郎小屋出発
13:15 三俣蓮華岳
眠い。中道ルートを選択するつもりが、巻道ルートに入りそうになった。誰か分からないが藪に突っ込んでいったような気がするが、気のせいだろうか。
15:00 双六小屋
眠い。食欲がない。
でもこれからの西鎌尾根はキツイ登りが待っているので何か食べておかなければ乗り越えられる気がしないので、ホットミルクと素うどんを注文。うどんは数本食べることが出来た。ホットミルクは以前コンデンスミルクでとっても甘くて美味しかった記憶があるのだが、普通の牛乳を温めただけのものになっていて残念。
15:30 双六小屋出発
西鎌尾根は最初から最後までひたすら眠かった。
途中ドローンが飛んでいたが、その音がどこかで草刈りをしている音に聞こえて、草刈り大変だなぁ、草だらけで終わりのない仕事だなぁ。と思いながら行動した。
また、行動に疲れたのか脳内ではドローンを飛ばすための契約を締結しないと進んではいけないという制約が課され、立ち止まることが多くなってしまった。後方に追いつかれたくないけれど、誰かが来るのを待っているような形になっていた。西鎌尾根の最後のキツイ登りが始まったあたりで後方からヘッドライトが見えてきた。
20:40 槍ヶ岳山荘
ようやく到着した槍ヶ岳山荘。コースタイム以上かかっているのが情けない。
トイレだけ行って、休憩なく下山開始。
単調な下りで眠くなる。歩きながら寝ていることが多い。
途中インドネシアから旅行で来ていた若者たちと遭遇。とりあえず今日は登るのをあきらめて、どこか広い場所で朝が来るのを待つようにアドバイス。
24:00 横尾到着
・・・3日目に続く