8/16
00:00 岩崎さんと共にすき屋到着
うなぎ特盛とおしんこを注文。食べられる幸せ。
01:00 移動開始
駒ヶ根市内でどこか寝られそうな場所を探しながら歩く。道路のような空き地のような駐車場のような何とも言えない場所でごろ寝。3時に目覚ましをセット。
03:00 起床 眠いが行動開始
近くのコンビニ(市野瀬までの最終コンビニ)でまずは腹ごしらえ。
入ると細田さんも腹ごしらえ中。
そしてなんと名古屋からわざわざここまで応援に駆けつけてくださった香苗さんと遭遇!
仕事もあるのに、本当に感激でした。しかも私なんかの為に横断幕まで作ってくださって泣きそうになった。
自分が思っている以上に応援してくださっている方が居てくれているという事を実感した。そして横断幕まで作ってわざわざ会いに来てくださったという事が本当に有り難いと思った。
それに対して私が出来ることはちゃんと大浜海岸まで行くこと。
〝絶対に大浜海岸まで行く“ 選手全員が当然持っている想いだが、その想いが更に強くなった。
04:00 コンビニ出発
細田さんを追いかける形で出発。良いペースで進んでいるのでなかなか追いつかない。
天竜川を越えたあたりで後方から竹内さんの気配を感じる。竹内さんもすごい勢いで登ってこられるのですぐに追いつかれた。
ペースを落とさずに行きたいが、眠くて仕方なくなってきた。そこで眠気に任せて寝ながら登ってみたら、これが意外と早く進む。意識を飛ばして身体を動かすという技を身に着けたらしい。細田さんも竹内さんも抜かしてそのまま登りつめ、下りに入った。下り途中で前田さんを追い抜いた。前田さんは足を痛めてしまったそうで、ペースを上げられないと言われていたが、良いペース。
08:15 市野瀬到着
市野瀬に到着した時は空元気で皆さんにご挨拶。
バディの新藤さんには空元気がばれていたようで、完走できるか心配だったとのこと。
デポ品のお楽しみはポテトチップスと野菜ジュース、フルーツ缶だったが、どちらもそれ程嬉しくない気分。
とりあえずフルーツ缶と駒ヶ根のコンビニで買ったサンドイッチを食べる。
頭では荷物の入れ替えや着替えをしたいと思っているのだが、手順がわからない。
頭がさっぱり働いてくれないのがもどかしい。
飯島委員長が寝た方がいいよ!と言って下さるのだが、どうも眠れない。
携帯電話を充電し、ヘッドライトの電池の予備を入れ替え、着替えをして、、、。
食料の補給は要るかなぁ??なんとなくカツサプを追加し、アルファ米を一つ加えておいた。
あと、ケアリーブと傷パワーパッドの消費が激しかったのでこれも追加。
10:42 休憩したのか良くわからないまま、なんとなく出発。
市野瀬を出発し、坂道を登っていく。
眠すぎるのだろうか?なんだか現実ではない気がしてしまう。
選考会の時にここにAがあったなぁ。と思いながら柏木までのんびり進む。
左足の甲の痛みと右足小指のマメの痛みが強くなってきたので、孝行猿の墓で改めて足のケアをする。
左足の甲は歩く度に靴の屈曲部が当って痛みが出ていたため、傷パワーパッドで保護し、その上からケアリーブを貼った。
右足小指はマメが大きく成長していて、今にもつぶれそう。ただ、靴を履くためには小指のマメを押さえつけるようにギュッと締める必要がある。仕方ないので、つぶれてもいいやと諦めて、小さめのケアリーブで小指を締め上げる。
どうやっても痛いものは痛い。辛くなったら痛み止めを飲むことにしよう。
出発準備をしていると上の方からTJAR応援のグループが下山してきた。グータッチで力を頂く。
地蔵尾根はやはり長い。。。長い草が足にまとわりついてくるのが鬱陶しい。
右足で踏んだ草の根元が左足側にあるので、草に左足が引っかかってこけそうになる。
次第に地蔵尾根に腹が立ってきて、「もう二度と地蔵尾根は歩かん!!」と池山尾根に続いて地蔵尾根も二度と歩かないリストに加わった。
途中で中野さんに追いつかれ、松峰小屋付近まで行動を共にした。雨が激しくなってきたのでウェアや手袋を整えて再出発。
小屋が使える時間に到着できるかな?と淡い期待を持ちながら行動していたが、結局仙丈小屋に着いたのは19:00頃
19:00 仙丈小屋
小屋に向かう途中、私と入れ替わるように竹内さん、大坪さんが小屋から登ってきた。
小屋で水を購入させていただく。ついでにトイレもお借りした。
中野さんも水を購入し、再出発。私も少し遅れて再出発。
外の気温が随分下がってきていて非常に寒い。防寒着(ダウン上下)にマットを身体に巻き付けてしっかり保温を意識して行動することにした。
前田さんも同じ頃に小屋に到着したが、足の痛みもあるのでここでリタイアされるとのこと。ここまで来て残念だろうと思う。後半のロードで前田さんが応援に来てくださり、非常に力を頂いた。また次回前田さんが挑戦される時は全力で応援させていただこうと思う。
小屋を出て、仙丈ケ岳に向かう途中で上の方からフラッシュが何度か光った。
こんな時間でこんな天気の中、カメラマンも大変だなぁ。とのん気に歩いていたが、どうも違うらしい雰囲気が漂い始めた。
フラッシュの光が赤い。しかも、光った後におどろおどろしく地響きのように「ごごごごごぉ」と鳴動する。これはもしや雷??
そう思ったら急に恐ろしくなり、仙丈ケ岳の通過は一旦お預け。
途中の風雨をしのげる岩陰で、ザックを地面に敷き、ストックシェルターを広げて座り込む。
雷はいつ収まるか分からない。
しばらく休憩してから進もうと思ったが、スイーパーに置き去りにされるのも嫌なので、ビバーク写真と共にスイーパーさん置き去りにしないでねー、というコメントをFBに投稿。
それから4時間程度寝ただろうか。気がつくと雷は収まっていた。
行動を開始するころには、既に日付が変わっていた。
もしかするともっと寝ていたのかな??
・・・6日目に続く。